ヒトの労力を借りるカイゼン
仕事で一人でかかえて、首が回らない状態になって
いる方をよく見かけます。
ここではAさんとします。
Aさんは毎日「忙しい!忙しい!」とつぶやきながら仕事しているの
ですが、正直よくみてみると、それほど付加価値の高い
仕事をしているわけではありません。
挙句の果てには、休日出勤して、この会社は、自分を
コキ使っていると不平、不満をいう始末。
こういうタイプには、以下のような共通点があります。
・周りに仕事を絶対にわたさない
・忙しい(ふり)して、それが自分のアイデンティティーと思っている
・社外にまで、忙しいをアピールする
・周囲をまったくみていない
したがって、Aさんはチームワークを乱し、成果においては
マイナスの要素になってしまっています。
ところが、もしAさんがカイゼンマインドを持てば次のようになります。
・周囲に仕事をフェアに割り振る
・常に次の展開を考えている
・社内にいつも成果をもたらしている
・周囲の仕事のプロセスを常にチェックしている
100ある仕事も、5人にフェアに振れば、一人20です。
しかも、自分がオフィスにいなくても、5人のうち誰かが
フォローできる体制ができます。
そして、自分は少しでも会社に付加価値をもたらす
仕事にパワーシフトできます。
これが、仕事の好循環をもたらし、そしてチームのムードも
よくなるコツです。
特に、マネジメントに従事するかたには
肝に銘じてほしいものです。